登場人物

稔(みのる)

幸運を呼ぶ力を人間に悪用されそうになっていた、座敷童の少年。主人に助け出された恩を返すため、花の宴で働きはじめた。

明るく優しい穏やかな性格のため、花の宴の中では弟のような存在としてかわいがられている。寂しがり屋で甘えん坊だが、恥ずかしくて素直にそれを口にできない事も……。

とある事件で、異形であることを捨て人間に転生したため、もう座敷童として花の宴に戻ることはない。
だが、人間になった彼に、また会うことができる日がきっと来ると信じて、異形たちは待っている――かもしれない。

座敷童(ざしきわらし)

古い家に住みつく家神で、家の守護霊とも言われている。
座敷童を見た者には幸運が訪れ、住みついた家には繁栄をもたらすが、居なくなるとその家は衰退する。
子供好きで、大人にはその姿は見えないが、自身が望めば大人に見えるようにすることもできる。

己(おれ)の奏でる楽を好きだと云ってくれた、心豊かな小さき朋友(とも)だ……。転生しても幸せであるよう祈る……。

稔の持ってる鞠って、ついころがして遊びたくなっちゃう…… なんだろうね、本能がうずうずするよ。